個人サイトクリエーター、アクセシビリティと出会う

ユニバーサルデザインの色使いに愕然

私が「ユニバーサルデザイン」という言葉を初めて意識したのは去年2024年、きっかけは忘れましたが、第一印象ははっきり覚えています。

「ユニバーサルデザインってダサい!」

(因みに私の色の好みは、

好きな色:モノトーンにパステルカラーに、ビビッドなブルー青緑っぽいグリーンレッド(私が大好きなグリーンは、調べてみたところコントラスト比が軒並み4.1未満で、それではここに(色名に色を)載せられず、やむなくギリギリ4.50合格のものを代わりに・・・無念)
アンドゥオレンジも悪くない

嫌いな色:ネイビーブルー・くすんだ緑。単色の時の朱色は好きでも嫌いでもないけど配色によっては×

もろ ユニバーサルデザインでよく使われる色・配色と相性が悪い・・・)


アクセシビリティ はてなはてな

で、ユニバーサルデザインについて記載しているサイトをいろいろ見て回っている内に、今度は見慣れない言葉が目に飛び込んできました。

「アクセシビリティ」

アクセシビリティという用語は2010年代から普通に使われていたらしいですが、私が初めてその用語を知ったのはマジで去年2024年でした。

「ん?ユニバーサルデザインとどう違うの?」

それから、アクセシビリティについて記載しているサイトもいろいろ見て回り、なんとなくそれがどういうものなのか理解しました。

  • Webにおけるアクセシビリティ=「障害に遭っている人」も皆Webサイトにアクセスできて且つ情報を得られるようにする事
  • 障害者や高齢者は「日常的に障害に遭っている」けど、それ以外の人も皆、突発的に「障害(トラブル)に遭う」機会と無縁ではない

(「画面が逆光で見え難い」「マウスが突然動かなくなってしまった」「モノクロ印刷したら何がなんだかさっぱり」「スマホ通信制限で画像が見られない、何の画像だろう?」「動画を見たいけど今音を出せない、あいにく今イヤホンも使えない」
などなど)

「ある意味昔と同じじゃない?」

・・・インターネット黎明期、低速不安定回線対策で「最悪画像が表示されなかった時のために、altは必ず書くように」(適切な記述ができていたかは怪しいですが)、リンクにはブラウザーが自動で下線を引いたので「そこにリンクがあるのかどうか」問題も当時は稀でした。

一方で、「コントラスト比」など以前はなかった概念に、途方に暮れさせられました。


開始5分でアクセシビリティ対応断念

更にアクセシビリティ・ユニバーサルデザイン関連サイトを読み進める内に、

「法律で義務化」

「え?これからは法律で守らなければならないの??私も早速取り掛からないとやばい?」

慌てて、改めて対応方法のお勉強、となったのですが・・・

「やっぱり、テキストのコントラスト比が全部4.50以上なんて無理無理!サイトのレイアウトが死んじゃう!」
「えーと、違反しても罰則ないんだよね?・・・こんなの無理だからやめよう」

その間、5分・・・
私のアクセシビリティ対応は、ここで一旦終わりを告げました。


程なくアクセシビリティ対応再開

が、その後、「法律の適用は、非営利の個人サイトは対象外」と気付きました。
(考えてみれば当たり前の話なのですが・・・何を勘違いしてたのやら)

この時、私はふとこう思いました。
「なーんだ、やらなくていいのか、悩んで損した・・・でも、試しに、一番新しいサイトだけ最低限でやってみようかな?個人ならテストに適合する必要ないし、ダメならその時やめればいいだけだし」

何でそう思ったのか、自分でも分かりません。
が、とにかく、「とりあえずガイドライン規定の項目それぞれの下限を極力確保するように努力」という形で、アクセシビリティ対応再開になりました。

アクセシビリティ対応関連サイトには「弱視(低視力)を抱える方への対応」がこれでもかと載っていますが、災害時にアクセスできないと生死に関わる事もある行政サイトや、昨今なら該当ユーザーがアクセスしてくる可能性も低くないECサイトと違い、非営利個人サイトは、レイアウト犠牲にしてまで、無理にそこまで対応する必要はないのではと思います。
特に、私の場合、ただでさえ「そのアクセス数でアクセシビリティ対応?かっこ 伏字2文字 かっことじじゃないの?笑わせないで」なサイトの上に、サイトのテーマが"Windowsスタートメニューなどのレイアウトカスタマイズ法"というのを考えると、弱視(低視力)を抱える方のアクセスはマジで、私が健在な間に1人いるかいないかレベル・・・
同様の理由で、視力が理由のスクリーンリーダーユーザーのアクセスもまず無いのでは?と考えられます。
(「視力が理由の」と断ったのは、ディスレクシア(テキストの読み書きが困難)を抱える方もスクリーンリーダ-を使用する事がある、と知ったからです。
ディスレクシアを抱える方が私のサイトにアクセスしてくる可能性は、極めて低いかもしれませんが皆無ではないと思います。
なので、スクリーンリーダー対応「aria-label」は、(いくら頑張ってもレイアウトに影響与えないし)しっかりやらなければ、と思ってます)


こうして、2023年開設の Windows11 Screen Customize Tipsからアクセシビリティ対応開始したわけですが・・・
サイトの構造がいかにヤバかったか、アクセシビリティ対応以前の問題、というのに、まず気付かされました。
(この点に関しては後日記述します)