HP Guide for Beginners(タイトルロゴ)


   

"frame (P.2)" 

〔フローティング・フレーム〕

一つのページの中に別のページを表示させます。表示のされ方は"イメージ"とほぼ同じ(例外としてスクロールバーが出る)、リンク(の仕方)は"通常のフレーム"と同じです。
(IE、NN6のみ有効)

<IFRAME SRC="file name" NAME="name">"コンテンツ"(ネットスケープVer.4以下のみ表示)</IFRAME>
(name: 任意の名前)

(下に、サンプルを載せています。
(といっても、ネットスケープVer.4以下では実際には何も表示されないので、"擬似的"に書いています))

<DIV ALIGN="RIGHT"><IFRAME SRC="pc_others.html#mq" NAME="iframe" WIDTH="97%" HEIGHT="550" FRAMEBORDER="no" BORDER="0" FRAMESPACING="0">
<FONT COLOR="silver"><U>こちら</U></FONT>をクリックしてみて下さい。<P>
美しい(?)マーキー("スクロール文字")が出ます。<BR>
(サウンドが鳴りますが、5回で止まります)</IFRAME></DIV>

(Note:
NN6の場合、'WIDTH'と'HEIGHT'を%で指定すると、罫線として表示されてしまい、フレームの中身が全く見れないので、数値で指定して下さい)

〔フレームのメリット、デメリット&その克服法〕

フレームページは見づらい、とか、センスのない人が書くと見られたものじゃない、と言われることもありますが、それは誤解です。
ページデザインはむしろ、ノンフレームページの方が難しいのです。
(もっと端的に言えば、フレームページだと、少々センスに自信がなくてもごまかしがききます)。
・・・もし、"フレームページだとうまく書けない"という人がいたら、それは単に慣れていないだけです。

  (フレームのメリット)
   ・見映えがいい

テーブルでも画面分割は可能ですが、どうしても上下左右に隙間ができてしまいます(テーブル内に<BACKGROUND>や<BGCOLOR>を設定した場合、往々にして見苦しかったりします)。
・・・フレームならそういったこともなく、思い通りに分割できます。

   ・使い方によっては、ブラウズの速度を速くできる

「複数のファイルを同時に読み込む分、表示に時間がかかる」というのは事実ですが、レイアウトの仕方によっては、それでも早いことがあります("Coolest Moment"と同じレイアウトを<BODY BACKGROUND>とテーブルでデザインすると、よりスピードが落ちてしまうし、ディスプレイの解像度によってはずれてしまう)。
・・・要は、やり方次第です。

   ・"Windowsのヘルプ画面"みたいなことが、"手軽"にできる

("Coolest Moment"のように)文章中の"キーワード"をクリックしていくと、別フレームに順次解説が表示される、なんてページも、簡単に書けます。
(もし、ノンフレームバージョンでこれと同じことをしようとしたら・・・ファイルがいくつあっても足りません)

   ・クリック一つでページを次々変えることができる

HPが"自分のサイト内"のみであれば、ノンフレームでも同じようなページを作ることは可能なのですが、"自動登録リンク"や掲示板を複数レンタルしている場合、ふつうは一か所しかジャンプ先を指定できないので、続けて書き込みしたいという時に不便です。
・・・その点、フレームページであれば、リンクボタン一つ押せば他のページへすぐ行けます。

  ("絶対的デメリット")

フレームのデメリットのほとんど("デザイン的なもの"とか、読み込みに時間がかかる、リンクの張り方がわかりにくい、etc.)は"相対的なもの"で、書き方一つでメリットになることすらあるのですが、次のデメリットだけは避けようがありません(対処法はありますが)。

   画面が小さくて見づらい

フレームページにしたからといって、見ている人のディスプレイ画面自体が広がるわけではないので(当然)、どうしても見づらいこともあります。

・・・対策としては、

  1. ノンフレームページも別に作成し、互いにリンクを張って行き来できるようにしておく
  2. (レイアウトが落ちることがあるのは承知の上で)フレーム枠が可動のページにする
  3. フレーム枠が可動のページを別に作成し、互いにリンクを張って行き来できるようにする

のどれかになるのですが、ほとんどの人は 1. か 2. の方法をとっています("Coolest Moment"は"3."ですが、この書き方のHPは(他で)見たことがありません・・・たぶん、手間がかかるからでしょう)

(「せっかく<NOFRAMES>でページを書いたんだったら(〔"正しい"<NOFRAMES>の書き方〕参照)、フレーム対応のブラウザでもノンフレームバージョンを選択できるようにした方が見る人に対して親切」という意見もいただいています。

・・・確かにその通りなのですが、フレームかノンフレームかを選べるようになっている場合、ノンフレームで見る傾向が(大いに)あるそうです。

(前に書いた通り)私のページはフレームで見ることを前提にページデザインしていて、ノンフレームバージョンは"最低限コンテンツだけはできるかぎり同じものを見れる"ように"緊急避難的"に書いたものなので、フレーム対応ブラウザで見ると、"美しく"も(たぶん)見やすくもありません。

・・・それで(ノンフレームバージョンだけ見て)"このページは×"なんて評価されてしまったら、悲しいですから)

〔"正しい"<NOFRAMES>の書き方〕

(私もかつて、"このページはネットスケープ2.0以上かIE3.0以上で見て下さい"とインデックスページに断り書きを入れていました。
・・・その後、多くのインターネットTVではフレームページを見れないらしいと知ったこともあって、今は、ノンフレームブラウザでも見れるように書いています。
(私の"ノンフレームバージョン"に直にアクセスした人はごくわずかですが))

フレームに対応していないブラウザで"通常のフレームページ"を見た場合、画面には何も映りません。
ノンフレームブラウザでも見れるようにするには"フレーム指定ファイル"内で<NOFRAMES>オプションを使う必要があるのですが、この書き方はなかなか"難しい"のです。

・・・"書くこと自体は簡単"なのですが、<NOFRAMES>を書くのは、時になかなか面倒なのです。
それで、「このページは・・・」になるわけですが、見る方は、やはりいい気はしないでしょう。

・・・そこで、どうしても時間がないなどの理由でノンフレームバージョンを書けない場合、一言、付け加えて下さい。

  「ノンフレームブラウザ用のページも準備中です」
   (この際、"準備中"がいつまで続くかはおいといて)

これで、ありふれたテーマのHPであれば、快く(?)別のページを探してくれるでしょう・・・"代わり"はいくらでもあるのですから。
でも、レアなテーマだったら・・・やっぱり努力するしかないですね。
(特に、英語ページの場合は必須でしょう・・・見に来てくれる人がUSAやヨーロッパからばかりとは限らないのです。
現に、私も、ドミニカやベネズエラからメールもらっています)

また、ロボット検索エンジンによっては、フレームのページの場合<NOFRAMES>内のコメントが載る場合もあるので、その対策としてコメントとリンクを記述しておくのもいいでしょう。

さて、書き方ですが、次のように書きます。

<HTML>
<HEAD>
<TITLE>Coolest Moment---HP Guide for Beginners</TITLE>
</HEAD>
<FRAMESET COLS="25%,75%" FRAMEBORDER="no" BORDER="0" FRAMESPACING="0">
<FRAME SRC="pc_menu2.html" NAME="1">
<FRAMESET ROWS="17%,1%,82%" FRAMEBORDER="no" BORDER="0" FRAMESPACING="0">
<FRAME SRC="pc_top2.html" NAME="2">
<FRAME SRC="pc_line2.html" NAME="3">
<FRAME SRC="pc_start.html" NAME="4">
<NOFRAMES>
<BODY BGCOLOR="#ffffff" LINK="#5151ff" VLINK="#b7b7fc">
<FONT SIZE="4">(ノンフレームブラウザの方は、<A HREF="pc_start_nf.html">こちら</A>でご覧下さい)</FONT>
</BODY>
</NOFRAMES>

</FRAMESET>
</HTML>

(このソースは"HP Guide for Beginners"の"スタートページ"のものですが、ブルーの文字の部分がノンフレームブラウザ用の記述になります。(フレーム対応ブラウザでは、この部分は無視されます))

<NOFRAMES>~</NOFRAMES>を最後の</FRAMESET>の直前に入れ、"~"の部分にコンテンツを記述すれば、ノンフレームブラウザではその部分だけ表示されます。

("~"内にフレームページと同じコンテンツをそっくりそのまま記述してリンクさせていくことはもちろん可能ですが、コンテンツの量によっては、フレーム対応ブラウザで表示スピ-ドが落ちてしまうこともあります。

ほとんどの人がフレーム対応ブラウザを使っている今、ノンフレームバージョンへのリンクを張るだけに留めて"フレーム指定ファイル"のファイルサイズを軽くするのが現実的選択かもしれません)